熊野クセ前半

熊野クセ「立ち出でて峯の雲」から「御名も同じ今熊野まで」前半をさらっと復習しまして後半のお稽古に入りました


 前半の型付け(赤字は型付け名)

  • 下に居て「立ち出でて峯の雲」とシテが謡う
  • (姿勢を崩さずにすっくと)
  • (左右立つのは難しい左と下がります、下がる時は左足から三歩目の左は右に揃える右に受ける)
  • 正へサシ込み(左より四足、右の四足目はあまり前に出さない)
  • (あまり前に出しすぎると左足から下がりにくい、三番目の開きと型付け同じ)
  • 左右(体を少々右に受け左足に掛けて左右、右足に掛けて右左、一歩ずつ左右に移動する)
  • 正へ打ち込み(左右と正へ出る)
  • 扇広げ
    • 腹前の位置より左手を添えて胸前まで上げて扇を右拇で押し広げに三本開いたところで添えた左手を引いて広げる、
    • 一旦両手を広げ扇を握り直す。
    • 扇の下骨を意識して大きく前に回して開いた扇の上骨の先と下骨の先を垂直に
    • 持ち中心付近を真っ直ぐ見て 
    • 南を遙かに眺むればとシテが謡います
    • 眺むれば」と謡いながら左右下がり左足を揃える時に扇を大きく回しながら少々体を右向きに受けます
  • 大左右
    • 右足を左足に掛けて右に三歩左右左最後の左は右に添えて止まります(結果左に2歩分移動します)
    • 地謡の大悲擁護の薄霞→霞で左拍子1回
    • 左を掛けてやや斜め右に右左右左右と五歩、五歩目の足は左足に掛ける
    • 右手やや後ろに引き扇を平らに持ち替える左手もやや後ろに引く
  • 正先に打ち込み
    • 左より八足正先に向かってカーブしながら歩を進める、右足を少々出して止まる
    • 扇は四足目から大きく回して胸辺に持ち上げる
  • 開きで前半は終わります

正先への打ち込みの扇の扱いがまだ良く分からない
ゆったりと謡い舞います、あまりせかせかちょこまかに動かない、足を床に付けて腰で歩を進めていく、
今何歩?次はどう動くの?謡と合っているかな?手はどうしたかな?


熊野 ( Yuya ) - YouTube 野村四郎先生のPR用のDVDです著作権は問題ないと思います。